From KSRG ✰「神の言葉 [聖書] は とこしえに残る」(9)

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《 神の言葉 [聖書] は とこしえに残る 》(9)


⬜ 今回の内容は、先回(聖書の疑問に対する答え❷ の No.4)と繫がりのある内容となっています。


No.4 の 中で、登場人物として、メルキゼデク、そして アブラハムと 318人 の訓練された者たち、それに ロト が、それぞれ誰を表していたのか、ざっと 説明することが出来ましたが、


皆さんも 創世記14章 を お読みに なられて、何かしらの発見をされたでしょうか。



ここで 登場している人物は、一つ の‘’ひな型‘’を 予示していると言うことでした。

(※ 聖書の中には随所に象徴的なひな型が織り込まれています。)

それで 今回は、その点を もう少し 踏み込んで 考えていきたいと思います。



メルキゼデクは、イエス・キリストを表しており、

アブラハム と 318人 の 訓練された者たちは、
14万4千人を表していると言うことでした。

そして ロト は、その他の選別者を表していると、そこまで お話 したと思います。


それで、詳しい解説に入る前に、創世記 14章を見ると、


その 24節に、

アネル、エシコル、マムレ

と言う三人の人物が出てきますが、

この人々は、アブラハム と同盟を結んでいた人々です。



それで まず、

21節 には アブラム(アブラハム)と ソドムの王 との このようなやり取りが書かれています。
      ⇩

「 時に ソドムの王は アブラムに言った『 わたしには人をください。財産はあなたがとりなさい。』」


それに対し、アブラ厶 は  22・23 節で、このように 答えました。

『 天地の主なる いと高き神、主に手をあげて、わたしは誓います。
わたしは 糸 一本でも、くつひも一本でも、あなたのものは何も受けません。
アブラムを富ませたのはわたしだと、あなたが言わないように。』


そして、24節 です。

『 ただし 若者たちが すでに食べた物は別です。
そしてわたしと共に行った人々 アネル と エシコル と マムレ とには その分を取らせなさい。』


このやり取りの (象徴的な)意味をかい摘んで お話 しますと、


まず、‘’ ソドムの王 ‘’ は この世を表しています。



そして、
アブラハムと318人の者たちが、14万4千人を表していた、と言うことが、ソドムの王とのやり取りの中の

『 わたしは、糸一本でも、くつひも一本でも、あなたのものは何も受けません。』

と言う、この部分からも読み取ることができます。



つまり、14万4千人は、この地上にある物を 何一つ 高次元に 持って行くことは出来ませんし、また、地上の物に一切 未練は無いと言うことを 示しています。



ただし、若者たちが、これまでに「 すでに食べた物 」つまり、この世でそれまでに活用してきた物 すべては、差し引きゼロ、つまり チャラ だと言うことです。

これは、14万4千人がこの世からは 何一つ 携えずに、高次元に召されることと調和します。


では、
アブラハムと同盟を結んでいた、アネル、エシコル、マムレ 、の三人も 天的な希望を持つ者 たちなのでしょうか。


そうではありません。 


アブラハムは、

『 ····アネル、エシコル、マムレ とには、その分を取らせなさい。』
と言っているからです。

つまり、これら三人の者は( 一部の )地的希望者 を表していると考えられます。


ただ、この三人は、アブラハムと同盟を結ぶほどの、認識を示す者たちです。


これは、
どう言うことでしょうか。
地的希望者の中にも、霊的に高い認識を持つ者がいると言うことです。

つまり、この記述から分かることとして、


14万4千人の高次元 希望者と地的 希望者とは、基本的にはどちらが上だとか、どちらが、霊的に認識が高いとか 言うものではなく。


ただ、相続 するものが違うと言うだけです。


例えば、地的希望者の中のある人々は、大きな苦難の期間に入り、ぎりぎりに改心する者も含まれていますし


先ほどの三人の者 で表されていたような人々というのは、


例えば
今でも、熱心に5つの事に取り組み、ヤハウェとの関係を育んでいますが、自分の希望は 地上だとはっきり確信しているような方々です。



では、ロト はどのような人々を表しているのでしょうか。


聖書の記述を読んで行かれると、ロトについて様々な点を知ることが出来ますが。


ロト級で表されている人々とは、
ハルマゲドンまでに悪魔の世の者となっていた人たち、


つまり、それまで 悪魔に囚われていますが、最終的には 光の側に救い出される人たちのことを表しています。



では、もう少し アブラハム と 318人 のことについて考えて行きたいと思います。


繰り返しますが、
アブラハムは、ソドムの王から何も受け取りませんでした。

同じく、14万4千人も、この地上には 何の未練も無いわけです。

( テモテへの第一の手紙 6章 7—19節 を ご参照下さい。)


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そして、
14万4千人は、次のパウロが述べた言葉を目標にすることが出来るでしょう。

○ コリント人への第一の手紙 11章1節(ご参照ください。)

この、聖句は、14万4千人として、この境地を目指すよう 励ます 聖句です。


更に、14万4千人として 聖霊による証印を押されている方々にとって、励みとなる聖句を幾つか挙げておきたいと思います。

○ピリピ人への手紙 4章 13節
○ローマ人への手紙15章 1・2 節
○コリント(一)の手紙 1章 27—30節
○コリント(ニ)の手紙 4章 4—7 ,16・17 節


これらの聖句をご自身でも熟考されることをお勧めします。


次回から、一つ一つの聖句の解説を行っていきたいと思います。

そして 次回から、いよいよ 奥義です。ぜひ楽しみにして下さい。

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