From KSRG ✰〈 聖書の疑問に対する答え 〉❷ 「アダムが最初に使っていた 言語は何ですか?この問いに対する答えは、今の我々にどのような教訓を与えるものとなりますか?」No.3

〈 聖書の疑問に対する答え〉❷

「 アダムが最初に使っていた言語は何ですか?この問い に対する答えは、今の我々にどのような 教訓を与えるものとなりますか」—No.3



■ この シリーズの No.1 と 2 の話の経緯を読まれた方は、流れというものが 大体 分かって頂けたと思いますが。



今回は、そこから得られる教訓について 考えてみたいと思います。


まず、一つ 言える事として、天地創造から、アブラハムまでの歴史をヤハウェが このような過程で、保存させ、継承させてきた ものを現代の我々が、聖書という形ではありますが、

いつでも それを 手に取って、読んで、黙想し、新たな 発見や 教訓を得ることが 出来るのは 本当に特権では ないでしょうか。



また、古代ヘブライ語を 絶えさせなかったことにも、意味があったと言うことです。

後にみ使いたちは (ヤハウェも含む) アブラハム接触したときに、古代ヘブライ語を使ったと考えられます。
( 創世記 18章 全体をご参照ください。)

もしかすると、高次元 でも ??
後は 皆さんで、祈りのうちに 黙想 なさってみて下さい。



3つ目 は、
セムのことが、詳細に記載されていない事にも理由があったと言うことです。

アブラハムに伝承や口伝を伝えた、偉大なセム ということで、 後に人類が、セムを崇拝の対象にする可能性が高くるので、そうさせない為でもありました。



そして 4つ目、この回はこれが最後の学べる点です。


言語の 力 だけで、果たして人類を一つに結束させることができるのでしょうか??


興味深い事に、今の大バビロンは、一つは、再び言語を 統一 させることによって、世界を支配しようと画策しているわけですが。
(もちろん 言語だけではなく、新たなる悪魔的 社会構造)

昔 ニムロデは、言語が 一つ だったことを利用して 世界を統一させようとし
( その一環として、ノアの時代に起きたような洪水にも負けないよう、天にまで届く塔を建てようとしました。

塔を 天に届かせようとしたことには、神に対する敵対心や挑戦なども読み取ることができます。)


言語が乱された事によって、ニムロデの計画は阻止されてしまった と言うことから、


繰り返しますが、大バビロンは、もう一度 言語を一つにして、世界 統一 を考えているわけです。


果たして、そのような仕方で、つまり 言語を一つにさえすれば、あとは人々を奴隷のように 強引 に 一つにして です、うまくいくでしょうか。



すべての人にとって、それが幸福の道となり得るのでしょうか。



先ほども、述べましたが、確かにニムロデの計画は、言語が、散らされる事により、中断せざるを得なくなり、事実上中止に追いやられました。


では、もし 仮に、神が介入せずに、そのまま、言語が一つのままだったとしたら、ニムロデの計画は成功していたのでしょうか?


恐らく、人間の知恵だけで そのように画策しょうとしても、どこかで必ず 問題が発生していたことでしょう。


まず、人間の作るピラミッド構造(支配構造)というものは、底辺に行くに従って 人々の状態はどうなるでしょうか?

そして、必ずと言ってよい程、様々な派閥が生じます。

一部の人々の間で不満が高まれば、クーデター です。

ですから、ヤハウェから すれば、当時のニムロデの計画は、放っておいても、いずれ潰れていくことは、分かっていましたが

ニムロデのやっていることは時間の無駄だ というわけです。


ここで、ニムロデの計画の誤謬性について もう少しだけ····。

ニムロデは、洪水にも耐えるような。高い塔、天に届く塔を建てる計画を立てたわけですが、


現在、世界で 一番高い塔、建造物は、アラブ首長国連邦のドバイ にある、高さ828m のブルジュ ハリファ です。

今の建築技術を、駆使して、この高さです。
1000mに及びません。


それと 比較してみて どうでしょうか。
ニムロデは、石やレンガを積んで、天にまで 届く 塔を建てようとしていたわけです。



そのことを 考えると、この時
ヤハウェが ニムロデの計画や、塔の建設に脅威を感じていた 訳わけではないと言うことは、容易に理解できると思います。


ちなみに、
では、創世記 11章 5 ・6節 からのヤハウェが語られた言葉は、どのように理解すればよいのか?

と思われる方のために。


「 ····人の子たちの建てる町と塔とを見て、言われた、『 民は一つで、みな同じ言葉である。彼らは すでにこの事をしはじめた。彼らがしようとする事は、もはや何事もとどめ得ないであろう。····』


この部分ですが、


これは、ニムロデたちが行なっている計画に対して、脅威を感じているという事ではないんです。

簡単に言うと、ここで語っている言葉は、預言です。

これは、少し 黙想されると、分かるかも知れませんが、
もっと 遠い将来の我々の時代について、預言していたと言うことです。

実際に現在 人間は、やってはいけないところまで、手を出してきています。

この点に関しては、時間が許されていれば、また、後日詳しく解説したいと思います。


話を戻します。
ちなみに、世界で 一番高いピラミッドで 146m、
おそらくは、石造りや レンガでは、限界があるということで、さらに 高いものを建てるために、土台を広くして安定性を持たせるために あの形に、と言うことのようですが、

それでも、
世界で最も高い 古代のピラミッドで 146mです。

これらの事から 考えても、
石造りやレンガで天に届く塔を本気で造ろうとしていた、ニムロデたちを、神が 脅威に思うなど、あり得ないでしょう。  



また、大バビロンは、まず 言語を統一させることで、世界を統一させ支配することを図っていますが。


そのような、神ヤハウェを抜きにした、人間の理解や知恵だけに基づく 計画はどうでしょうか····と言うことです。


ヤハウェは、人間が人間を支配するなら、どのような結果になるかを、知っておられます。

コヘレトの言葉 8章 9節(新共同訳)
「 ···· 今は、人間が人間を支配して苦しみをもたらすような時だ。」



一方
ヤハウェ は ゼパニヤ書 3章 9節でこのように 仰って おられます。

「 その時 わたしはもろもろの民に清きくちびるを与え、すべて彼らに主の名を呼ばせ、心を一つにして主に仕えさせる。」


人間の造り、必要、感情 ···すべてをご存知の 父ヤハウェは、すべての民の心を一つにすることが お出来になります。


その方法とは、どのようなものでしょうか。


その手掛かりとなるのが
先程のゼパニヤの聖句です。


そこには、

「 ···もろもろの民に清きくちびるを与え···」

とありました。


‘’ 清いくちびる ‘’(字義的には 清い言語)とは、何でしょうか。


一言 で言うと
ヤハウェの み旨、み心、ご意思 です。


ヤハウェは、再び 文字通り言語を一つにさせる といった やり方や、また法律 だけで、人間を一致させようとするのではなく、


ご自身の み旨、み心、ご意思について、教えることにより、
人々の心を動かされます。


つまり

人は、この神 ヤハウェについて知れば知るほど、
ヤハウェに引き寄せられ、
ヤハウェに近づきたい、倣いたいと思うようになり、


さらに、ヤハウェのみ旨には、すべての人間にとっての 真の希望や、報いも関係しています。


ヤハウェ の言われることに耳を傾け、従っていくなら間違いない、幸福になれると言う
確信や信頼感 などが育まれていくことでしょう。


そのことを 悟るなら自分の方からより好まれるように努力するように動かされます。


このような、父ヤハウェの愛、ヤハウェの知恵は


今の社会に見られる、やり方と比較すると、どうでしょうか。
強引に法律で縛り、 しばしば 理不尽で、
国民は、法の抜け穴を探す。
これでは、どこまでいってもゴールは見えません。


····ヤハウェは、間もなく、最も相応しい時にすべてを正すと仰っています。

ヤハウェのみ旨に関する、詳しい情報をお知りになりたい方は、下記の2か所のリンク先のいずれか から内容を見ることができます。(どちらとも内容は同じです。)

わらびちゃんのブログ
  ⇩
https://warabichan.hatenablog.com/entry/2022/08/10/133015

大きな苦難までの備忘録
  ⇩

https://km2kun.hateblo.jp/entry/2022/08/12/054340

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※ また、今回の No.3 の ‘’ 学べる教訓 ‘’ は 一度ではお伝えしきれませんでしたので、No.4 に続きます。


You Tube 動画
【 5つの事とは 】誘導動画
     
     ⇩
https://youtu.be/URSsXEu_5bI


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