From KSRG ✯「 神の言葉 [聖書] は とこしえに残る」−(29)
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⬜ では 早速 今回の本論に入って行きたいと思います。
ヨハネの黙示録11章 2節 に書かれている 42か月、そして 3節 に書かれてある1260日、
さらに ヨハネの黙示録 12章 6節 に書かれてある 1260日、
12章 14節に書かれてある三年半、或いは 三時半、
そして 13章 の 5 節 に書かれてある、42か月
これらは 皆 同じ期間のことを指していますが、
┅ では、その期間の始まりは いつなのでしょうか。
また、
ダニエル書 12章 11節 の 1290日、そして12節 の 1335日は ?
この、
ダニエル書 12章 の 11・12 節に関する最新の解釈は、iza2464様 のブログから 今後 更新される予定です。
さて、先ほど冒頭で述べた 42か月、1260日、そして 三年半 または 三時半、これらの期間の始まりについて考えていく その前に、
これらに深く関係のあるイザヤ書の預言についても、ここで少し 見ておきたいと思います。
イザヤ書 59章 19節
口語訳では このように訳されています。
「 こうして、人々は 西の方から 主の名を恐れ、日の出る方からその栄光を恐れる。
主は、せき止めた川を、そのいぶきで押し流すように、こられるからである。」
と 書かれています。
この部分の解釈ですが、
文脈を見ると、
悪魔の世で 真の救いを妨げる いくつかの 要因が記されており、
それら 敵のただ中で 。
19節で、
「 こうして、人々は 西の方から主の名を恐れ····」
と書かれてあるんです。
つまり これは、
真の救いの手立て として、
「 西の方 」
ここでは、‘’中東のある所‘’ とだけ 書かせていただきますが、そこから
真の救いの手立て となるものが発信されたと言うことです。
そして その後に、
「 日の出る方 」 から、その栄光を恐れることが始まった、という事です。
つまりは、ヨハネの黙示録で述べられている、
42か月、1260日、三年半、三時半 は、
ここで言う、西の方 から始まった 事を指しています。
その後に、ある期間を置いて、‘’ 日の出る方 ‘’ から、
つまり、この 日本 からも ‘’ 西 ‘’ に 続いて発動したと言う事です。
それから、同じ活動が全世界へと広がりました。
更に、59章 21節 を読まれると、そこには何と書かれてあるでしょうか。
「 主は言われる、『わたしが彼らと立てる契約はこれである。
あなたの上にある わが霊、あなたの口においた わが言葉は、今から後 とこしえに、あなたの口から、あなたの子らの口から、あなたの子らの子の口から離れることはない』と。 」
今、この預言は、現在進行形で成就しています。
┅それでは、
もう一度 ヨハネの黙示録に戻りたいと思います。
ヨハネの黙示録 11章 7節を見ると、
彼ら(二人)が証(証言)を終えると、底知れぬ所からのぼってくる獣が、彼らと戦って 彼らを殺してしまう とありますが、
ここで述べている、
「 彼らと戦って···· 彼らを殺す 」
と言うのは、
文字通り、殺されると言うことではなく 、
この 11章で述べられている、二人の証人の主だった者たちの活動が、事実上 停止したことを意味しています。
【 ※ 二人の証人 ※ ヤハウェのみ旨を行う為に、霊によって油注がれた者たち、そしてその活動。】
もう少し 具体的に説明しますと、
‘’ 二人の証人‘’ として表されている者たち、その主だった者たちと その活動に対する、
ここで登場する象徴的な獣による攻撃があります。
その獣の攻撃により
停止ざるを得ない状況に追い込まれたことで、
それまで続けてきた活動を、自ら 自主的に手を引き、区切りを付け、一旦 終えた と言う事です。
この事は、ヨハネの黙示録 11章 7節の
「 そして、彼らがそのあかしを終えると、····」
の、“ 終える ” と 訳されているギリシャ語とも調和しています。
ここで 使われている ギリシャ語は、それ以降は 続きが無いという時に使われる、完全な終わり(終了)を意味する語ではありません。
繰り返しになりますが、
停止せざるを得ない状況に追い込まれたゆえに、自主的に手仕舞いを付けて、一旦 終えたという事です。
やむ無くではあるもののそのような仕方で区切りを付けて、終えたわけですが。
もう一つ興味深い事として、この “ 終える” の原語は、再び始めることを示唆する 特殊な語でもあります。
❇ 因みに、ゼカリヤ書 4章 10 − 14節 に書かれてある二本のオリブの木で表されている 油そそがれた者たち、これは、二人の証人の主立った者たちを表していたと言う事です。
┅ それでは、
黙示録 11章 7 節 の
「 ····彼らが、そのあかしを終えると、底知れぬ所からのぼって来る獣が、彼らと戦って 打ち勝ち、彼らを殺す。」
と述べられている
この獣は何者なのでしょうか。
以前にも、この獣は、
同じ ヨハネの黙示録17章 8 節に記されている 底知れぬ所からのぼって来る獣とは、全く別のものであると言ったと思います。
では、この 7節 にある 底知れぬ所からのぼって来る獣 とは何を表しているのでしょうか。
聖書の中で 獣とは、基本的には、政治支配者、また、政府や強国 などを表わすことがあります。
特にダニエル書などを見てみると、色々な政治支配者、または 世界強国が、それぞれの特徴を持つ獣として描かれています。
しかし、ヨハネの黙示録11章 7 節で登場してくる獣、これは、政治と全く関係が無いとは言えませんが、
特定の政治支配者や、例えば 英・米といった世界強国などのことではありません。
ここは、日本語訳では、読み取るのが難しい部分で、
読み取ることが全く出来ないと言うわけでは無いのですが┅、
この獣が何かを知る為には、まずは ここで、底知れぬ所と訳されている 古代ギリシャ語がキーワードとなります。
ここで使われている ギリシャ語は、その章や、文脈、テーマなどによって変化する、語が使われています。
それでは 次回から、それらの情報に基づいて、
ヨハネの黙示録 11章 7 節 の 底知れぬ所からのぼって来る獣、そしてさらに その先へと 話を進めて行きたいと思います。
恐らく 皆様も、この獣の正体に得心されることでしょう。
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