From KSRG ✰ 新シリーズ〈 聖書の疑問に対する答え 〉 ❶「 地獄は存在しますか?」

〈 聖書の疑問に対する答え 〉❶「 地獄は存在しますか?」



■ 多くの聖書 翻訳で、聖書の ある原語が、地獄 と 翻訳されているため、

キリスト教の中でも、天国と地獄は存在しており、クリスチャン 及び キリスト者 以外の人たちは、全員 地獄に落とされると、そのように教えているところがありますが、


では、実際に 地獄は存在するのでしょうか。

聖書から解答したいと思います。


まず、マタイによる福音書 10章28節を見ると、

「 ···· からだを殺しても、魂を殺すことのできない者どもを恐れるな。
むしろ、からだも 魂も 地獄で滅ぼす 力 のあるかたを恐れなさい。」

と 書かれてあります。 


ここでは 地獄 と訳されていますが、
この聖句をよく分析し考えてみて下さい。


エスはこの 地獄と呼ばれている所で ‘’永遠に苦しめられる‘’ とか、‘’責め苦を受ける‘’ などとは一言も言ってないんです。


エスは、体も魂も(地獄)で滅ぼす 力 の ある方を恐れなさいと言っています。


では、ここで 言っている(地獄)というのは 何のことでしょうか。

それは、‘’ 滅ぼす場所 ‘’です。


そして、聖書の中で ‘’ 場所 ‘’はある状態を 象徴的に表す時に用いる と、You Tubeチャンネル From KSRG で既に解説してあります。


つまり、ストレートに考えると、ここで言っている地獄とは、

滅ぼされ、存在がなくなり、消滅してしまった 状態のことであると普通に理解できると思います。



興味深いことに、新改訳聖書のこの部分の訳を見ると ‘’ゲヘナ‘’ と訳されています。


この ‘’ゲヘナ‘’と言うのは、ギリシャ語の ゲエンナ と言う単語から音訳された言葉で、
その( ゲヘナ、ゲエンナの )意味は、先ほど説明した通りの意味です。



また、仮に ‘’ 責め苦の意味を持つ地獄 ‘’と呼ばれる所が本当にあるとしたらです。

これは、You Tubeチャンネル From KSRG のハルマゲドンの決戦シリーズの最後の方で説明していますが、


ヨハネの黙示録 20:14 を見ると、「 死も黄泉(よみ)も火の池に投げ込まれた。」とあります。



死と黄泉が永遠に責め苦を受ける、と言うのは おかしな話です。


聖書の中では、火と硫黄(火の池など)は完全な滅びを象徴的に表わしています。
つまり この聖句は、死 でさえ永遠に無くなることを言っているに過ぎません。



聖書は 明快な答えを与えています。
愛の神 ヤハウェが、クリスチャン や キリスト者 以外の人、そして 聖書に関心を持たない人たちを ‘’地獄 で永遠に苦しめる‘’ など到底 考えられません。


結論として、

地獄で死者が永遠に責め苦を受けると言う教えは聖書には無いと言うことです。


伝道の書 9章 5、10節を見ると、人は死ねば、意識が無くなり、存在が無くなるということが、はっきりと書かれてありますので、後で ご確認下さればと思います。


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◇ この度、新シリーズ〈聖書の疑問に対する答え〉第一回目を公開致しましたが、

既に進めているシリーズ

○「 神の言葉[聖書]はとこしえに残る」
○《本日のバイブルメッセージ》

これらと 同時 進行で更新していきたいと考えております。

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