From KSRG ✰「番外編」《 ヨハネの黙示録 11:13 の 考察 》(6)
◇ まず、本論に入っていく前に
今回の考察範囲の中に 出てくる数字(7)についての補足説明を少しだけ…。
聖書の中で 7 という数字が 預言的な意味合いで 用いられる場合には、良い意味においても、悪い意味においても、高次元 側からの 戒め や 裁き としてよく用いられます。(他にも色々ありますが。)
■ では、さっそく 前回からの続きに入っていきます。
ヨハネの黙示録 11:13 の 「その地震で 7千人 が死に 」
この部分を考えたいと思います。
が…、
この 7千人 が死に、の ‘’ 死に‘’
の部分を理解するためには、ヨハネの黙示録 14:13 を参考にする必要がありますので、
そこを少し見てみましょう。
(ヨハネの黙示録 14:13)
「 また私は、天からの声が こう言うのを聞いた。『 書き記せ、 ‘’ 今から後、主にあって死ぬ死者は幸いである ‘’ と。 』 御霊も言われる。『 しかり。その人たちは、その労苦から解き放たれて安らぐことができる。彼らの行ないが、彼らとともについて行くからである。』」(新改訳)
ここ、何を 言わんとしているか お分かりでしょうか。
この部分が、 今回の 本題である 11章13 節 の 「7千人 が 死に 」と言う部分について 理解する助けとなります。
それで 11章13節では ‘’ 死に‘’ と、また
14 章13 節では
‘’ 主にあって 死ぬ 死者 ‘’
と言うふうに 書かれてありますが、これは 文字通りに 死ぬ、また 殺される、と言う意味ではありません。
14章13 節 に書かれてある通り、
これまでの努力、やってきた事 それらすべての報いを得る状態と言うことです。
では 次に、この ‘’7千人‘’ と言うワードについて考えたいと思いますが。
以前に、From KSRG のYou Tubeチャンネルでも お伝えしたことがありますが、
使徒パウロは、ヨハネが黙示録を与えられるよりも 何十年も前に これと同じ啓示を与えられ、
パウロはその啓示を 完全に解釈していた と、お伝えしたことがあると思います。
ですから パウロは、 後にヨハネが 啓示を受けるであろうことは予測し、解読するための補足情報を色々なところに書き残しているんです。
それで、例えば
今回 紹介するのは、ローマ人への手紙 11章 2―5節 ですが、次のように書かれてあります。
ローマ人への手紙 11章 2―5 節
「 神は、あらかじめ 知っておられたその民を、捨てることはされなかった。
聖書がエリヤについてなんと言っているか、あなたがたは知らないのか。
すなわち、彼は イスラエルを神に訴えてこう言った。
『 主よ、彼らはあなたの預言者たちを殺し、あなたの祭壇をこぼち(壊し)、そして、わたしひとりが取り残されたのに、彼らはわたしの命をも 求めています』。
しかし、彼に対する み告げはなんであったか、
『 バアルに膝をかがめなかった7千人を、わたしのために残しておいた 』。
それと同じように、今の時にも、恵みの選びによって残された者がいる。」
ここで、
パウロは エリヤのことを引き合いに出すことによって
、いくつかの要点となることを教えています。
その➊: 当時 ヤハウェは、エリヤを助ける仲間として7千人を残しておかれたこと、‘’ 神があらかじめ知っておられた ‘’ とあるように、7千人はあらかじめつまり、すでに選別されていたということが分かります。
その➋: それらの者たちは、‘’バアルに膝をかがめなかった ‘’ ( バアル崇拝を行なわなかった と言う意味です。)
※ ( この、バアル崇拝を行わなかった者たち というのは、当時においての事です。
このことを 現代に当てはめて考えるなら
[ 獣の刻印を受けていない者たち ] のことになります。)
その➌:そして、当時も、あらかじめ 知っておられた、その7千人を 恵みの選びによって残された。
それと同じように、‘’ 今の時にも‘’ とある この言葉は、
この パウロの時代のことだけではなく、
我々が生きている この 今の時代のことも指していると言えます。
なぜそう言えるのか、
なぜなら、この パウロの手紙の記述は、ヨハネの黙示録を解読するための 補足情報だからです。
・・・で、ここで使われている7千 と いう言葉ですが、この数
冒頭でも書きましたが、7と
いう数には どういう意味があったでしょうか。
神の高次元側からの 特に今回は裁きを表す数字と考えることができます。
誰が裁きに加わるのでしょうか。
14万4千人ですね。
7千人と言うことは 7の千倍です。
イザヤ書 60章22節 には こうあります。
「 最も小さい ものも千人となり 最も弱いものも強大な国となる。 主なるわたしは、時が来たれば速やかに行う。」
この ‘’ 千 ‘’ と言うのは 文字通りの千ではありません、
( 古代ヘブライ語写本によると、この部分は 本来ならば、‘’千人‘’ ではなく ‘’ 千 ‘’ と訳すのが 正しい訳し方です。)
それで ここは、前回 の ‘’ 十分の一 ‘’ と 逆の意味です。
つまり、千 となる と言うのは 数の点で 多い、強大なもの となることを意味しています。
そして 繰り返しますが、7という数字は 神の裁き、高次元 側からの裁きを、表す数字でした。
それの千倍 と言うことです。
つまり これは、積極的に その神の裁きに 加わりたいと願う、強大な民を表していると言うことです。
ですから、ここは、7千人ではなく、実際には14万4千人であることが分ります。
( もう少し 具体的に言うと、先に高次元に上げられる者たちがいますので、その残りの者であると言えます。)
※ パウロのことばを借りるなら、この エリヤで表されているのが、14万4千人の内の最初に上げられた者たち( 大バビロン崩壊前 に上げられる者たち )
そして、7千人 として 表されている、14万4千人の残りのものたちが、大バビロン 崩壊 の後 に 覚せいし、それから別次元に上げられることになります。
( 大バビロン崩壊の後 ですから大きな苦難の直前に上げられるということになります。)
これは、前にも書きましたが、多くの人々は ヤハウェ こそが 真(まこと)の神であることを 認めざるを得なくなります。
改心、つまり悔い改め でも、改宗でも、感謝でもなく、仕方なく認めざるを得ない状態で、愕然とし、後悔し、その時 非常な恐怖に襲われる ということです。
今回の《 ヨハネの黙示録 11章13節の考察 》はここまでにしたいと思います。
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◆ 次回から始まる シリーズでは、キリスト教 界 にとって かなり耳の痛い内容となるでしょう、また 目をそむけたくなるような内容となるでしょう。
恐らく、これらの記事を読まれたとしても 天の神 父ヤハウェに立ちかえることは、難しいことでしょう。
しかし、そのように 立ちかえることが出来る人は幸いです。 是非楽しみに。