From KSRG ✰《本日のバイブルメッセージ》（7）

《本日のバイブルメッセージ》

❑ 今回は、イザヤ書59章の預言に注目したいと思います。

1節〜18節は、現在進行形でバイブルを聖典とした宗教界、天の父唯一真の神ヤハウェをないがしろにしている、すべての宗教界に成就しています。

しかし、
19節〜21節を見ると、そこでは別の者たちについての預言が、現在進行形で成就していることを示しています。

ここは誰のことを言っているのでしょうか。

19節にはこのように書かれてあります。

「こうして、人々は西の方から主の名を恐れ、日の出る方(東)からその栄光を恐れる。」
　　　　　　　　　　　

現在
主の名、つまりヤハウェのみ名を恐れ、ヤハウェの栄光を恐れる者たち、とは
誰のことを言っているのでしょうか。

( ※ ここで言っている ‘’ 恐れ‘’ というのは、一般的に言う恐怖心などのような病的な恐れのことではありません。

ヤハウェに対する畏敬の念、深い崇敬の念であるとともに、ヤハウェの不興を買うことを恐れる、健全な恐れのことです。

もう少し分かりやすく言うと、創造者、至高の裁き主、また、全能者であるヤハウェに嫌われたくない、また父ヤハウェとの関係を悪くしたくないという気持ちのことです。)

もう一度繰り返しますが

19節では
西の方から、そして東から
ヤハウェへの畏敬の念を抱き、その栄光を讃える者たちが現れることを示しています。
その後、地の全域へと····。

そして続く、19節後半には

主（ヤハウェ）は、せき止めた川を、その息吹で押し流すように来られるからである

とあります。

これは何を意味しているのでしょうか。

ヤハウェのみ名、栄光を讃える者たちのメッセンジャーとしての業はなにものも阻むことは出来ないということです。

そして続く 20節で、イザヤは

「主は、あがなう者としてシオンにきたり、ヤコブのうちの、とがを離れる者に至る」

と預言しています。　

この預言は、まず、一世紀にイエス・キリストを通して成就しました。

( ※ ヤハウェは、ご自身のみ子をこの地上に遣わし、み子に従うよう道を備えることによって、まずこの預言が成就したと言えます。)

そのように、
ヤハウェによって引き寄せられたものたちは、実際に一世紀当時、イエスの言葉に従いました。

しかし、イエス・キリストの教えは、一世紀が終わる頃には、悪魔によって完全に腐敗させられ、実質的には終わってしまったわけです。

( ※ つまりヤハウェに引き寄せられた者が、キリストに来る (キリストの教えを受け入れる) ことにより、仲保者イエス・キリストを通してヤハウェに教えられる、と言う ‘’ 道 ‘’ も途絶えてしまいました。
ヤハウェに近づくための、そのようなプロセスが失くなってしまったということです。)

ところが、
ヨハネによる福音書 6：44 ・45によると、次のような取り決めについて、預言されています。

「わたしをつかわされた父(ヤハウェ)が引き寄せて下さらなければ、だれもわたし(イエス)に来ることはできない。
わたしは、その人々を終わりの日によみがえらせるであろう。

預言者の書に『彼らはみな神(ヤハウェ)に教えられるであろう』と書いてある。父から聞いて学んだ者は、みなわたしに来るのである。」

( ※ 44節の後半の
‘’わたしはその人々を終わりの日によみがえらせるであろう‘’　

この言葉は、文字通りに、ある人々を終末の期間に復活させると言う意味ではありません。

先ほど述べたプロセス、ヤハウェに引き寄せられた者たちが、
( ヤハウェが用いる者、メッセンジャーを通して)教えを受ける道をもう一度再興させるということを意味しています。
そのようにヤハウェから教えを受ける者たちは、霊的な意味においてよみがえるということです。)

この取り決め、この預言の成就はいつでしょうか、

‘’ 終わりの日 ‘’ つまり終末の期間に入ってからです。

現在、この預言が成就しています。

‥‥‥

では、
もう一度イザヤ書59章にもどりますが。

イザヤ 59： 21 を見ると、
ヤハウェは現在、ご自身が用いている者、またその仲間について次のように預言しています。

「主は言われる、『わたしが彼らと立てる契約はこれである。
あなたの上にあるわが霊 (聖霊)あなたの口においたわが言葉は、今から後(のち)とこしえに、あなたの口から、あなたの子らの口から、あなたの子らの子の口から離れることはない』」

この預言は、現在進行形として、そしてまた、ある者たちは ‘’ あなたの子ら、あなたの子らの子 ‘’
これは、いずれもメッセンジャーとして、今後も成就していくことを示唆しています。

このヤハウェから差し伸べられたたぐい稀なる特権に心から感謝している方々は、誰からも強要されることなく、今後も自発的に、あなたの子ら、あなたの子の子らとして、終わりまでこの業を続けていかれることでしょう。