From KSRG ✰「番外編」《 ヨハネの黙示録 11章 13節 の 考察 》(1)

 
■ 今回も、 番外編 と言う形で、 
ヨハネの黙示録 のある預言の考察を行いたいと思います。



まず、
ヨハネの黙示録 11章13節 には
このように書かれてあります。


「 この時、大地震が起こって、
都 の 十分の一は倒れ、その地震
で 七千人が 死に、生き残った
人々は驚き恐れて、天の神に栄
光を帰した。」


かなり 意味深な聖句ですよね…

それで この聖句を考察するに 
あたり、

聖書の用法、また パウロの書い 
た ある手紙、そして学者たちの
意見は参考になると思います。


その前に まず 、同じ
ヨハネの黙示録の 11章の12節 を見ると、そこには 次のように書かれてあります。

「 その時、天から大きな声がし
て、『ここに上ってきなさい 』
と言うのを、彼らは聞いた。
そして、彼らは雲に乗って天
に上った。彼らの敵はそれを
見た。」


このように書かれてありますが


これは いつのことを言っているのでしょうか。


11節 の 後半 を見ると、

「 ···· そして、彼らが立ち上が
ったので、それを見た人々は非
常な恐怖に襲われた。」

そして続く 12節に「 その時 ···」
とあります、ですから

ここから分かることは


彼らが 立ち上がって それを見た人々が 非常な恐怖に襲われた、
その時 であると分かります。


ですから、11節の前半に 3日半の後 と書かれてはいますが、
3日半の直後では ないということです。

あくまでも、そのあと ····それを見た人々が非常な恐怖に襲われた 時、ということなんです。


そして、その時、
天から大きな声がして、
「 ここに上ってきなさい 」
と言うのを、彼らは聞きます。

ここで 言っている、‘’彼ら‘’と言うのは、二人の証人のことです。

ただし、ここで 彼らと 訳されている古代ギリシャ語は、二人だけのことを指している ギリシャ語では ないんです。

もっと 数の多い 複数です、ただ、数の多い複数と言っても、何百、何千 と言うほど、大きい数ではありません。

そのような ギリシャ語が 使われていることが、
実は、13節でも 読み解けるようになっています。

それで まずここから 言えることとして、大きな苦難の前に、全ての 14万4千人の者たちが、(このときに)一旦、全員上げられる訳ではないと 言うことです。



···それでは、13節の「 大地震 」と言うのは何のことを言っているのでしょうか。

また「 都の十分の一が倒れた 」
と言うのは どういうことなんでしょうか。

その 地震で 七千人が死んだとはどういう意味なんでしょうか。

生き残った人々とは 誰を表しているのでしょうか。


この部分は普通に読んで理解できる部分ではありません。

まず、原語で解釈するということ。 更に 旧約聖書のある預言、そして 先ほども言いましたが、 パウロの書いたある手紙の一文 が ここを読み解くカギとなっていること。

加えて、多くの聖書学者の意見もです。

では、
次回 これらについて詳しく考察していきたいと思います。