From KSRG ✰「 聖書を正しく解釈する方法、また その注意点 」(4)

 始めに、今回の本論に入る前に、まず 今の世界情勢について
一言 だけ…

現在、生じているこの世界情勢は大バビロンの壊滅に 刻一刻と近づきつつある情勢、あるいは その前兆と考えて良いでしょう。

だからといって 今月中にもどうのこうの というものではないかも知れませんが。

ただ、
大きな苦難(大患難)というの
は突然 始まる、
大バビロンは一夜で終わる、
ということを考えると、今は霊的に眠っている時ではないことだけは確かです。


では
本論に入りたいと思います。

今回の内容だけでもかなりのキリスト教‘’界‘’はヤハウェに用いられていないと言うことが明らかになるでしょう。

それと、これも付け足しておきたいのですが、最近 宗教界において 女神信仰が流行ってきております。
もともと、日本という国は、女神を祀る(まつる)国でもあります。

有名なのが ‘’天照大御神‘’
‘’ 豊受大御神‘’ など…。

それに加えて キリスト教界に
おいても ここ最近また、聖母マリア信仰が復活しつつあります。

悪魔は 、天の父ヤハウェを何がなんでも崇拝させたくないのでしょうが、……例えば…アベ・マリアという曲はいくつも作られているのに対して、
アバ、ヤハウェ などといった曲は一曲もないんです。


では そのようなことも踏まえた
上で、聖書から一つ一つ見ていきましょう 。

まず
ローマ人への手紙 10章13節
に何と書かれてあるか見てみましょう。

「 なぜなら、『 主の御名を呼び
求める者は、すべて救われる 』
とあるからである。」
(筆者−使徒パウロ

‘’主のみ名を呼び求める者は、すべて救われる‘’ とありますが、

ここで ‘’主のみ名‘’と訳されている ‘’主‘’とは誰のことでしょうか。

この部分、 実は もともとの原本には、主ではなく ここに神の名が記されていたんです。

その神の名を英語に変換すと、

‘’ Y H W H ‘’ です。

使徒パウロは、ヨエル書 2章32節を引用して このように書きました。

ヨエル書 2:32 には
「 すべて主の名を
呼ぶ者は救われる……」
      とあります。

ここの
‘’主‘’ というのは誰のことなのか
といいますと。

このヨエルの時代には、神のみ子は まだ この世に遣わされていませんでしたから、ここで言っている ‘’主‘’ というのは 当然イエス・キリストではなくヤハウェ
のことです。

つまり、『 ヤハウェの名を呼び求める者が救われる 』というこ
とです。

 では ‘’ 呼ぶもの ‘’
‘’ 呼び求めるもの ‘’ というのは具体的には どういうことでしょうか、

( ※ ここは重要な部分ですの
で、後日 、改めて詳しく解説し
たいと思います。)

では、今のキリスト教界はどうでしょうか、ヤハウェのみ名を呼び求めているでしょうか
恐らく この点で ほとんどのキリスト教の団体は脱落していることでしょう。

ほとんどのキリスト教界は ヤハウェ ではなく 三位一体神や、またイエス様、聖霊様、を 崇拝しているからです。


では、この件に関して、イエス・キリストご自身は何と述べているのでしょうか、、、。

マタイによる福音書 7章 21―23には次のように書かれてあります。

「 わたしにむかって『 主よ、
主よ 』と言う者が、 みな天国
に はいるのではなく、ただ、
天にいますわが父の御旨を行う
者だけが、はいるのである。
その日には、多くの者が、わた
しにむかって『 主よ、主よ、
わたしたちはあなたの名によっ
て預言したではありませんか。
また、あなたの名によって悪霊
を追い出し、あなたの名によっ
て多くの力あるわざを行った
ではありませんか 』と言うであ
ろう。
そのとき、わたしは彼らに
はっきり、こう言おう、
『 あなたがたを全く知らない。 
  不法を働く者どもよ、
     行ってしまえ 』」


また、
 イエス・キリストは 悪魔
に誘惑されたときに、次のよう
に述べました。


 マタイによる福音書
  4章10節です。

するとイエスは彼に言われた
「 サタンよ、退け。『主なるあ
なたの神を拝し、ただ 神にのみ
仕えよ』と書いてある 」

ここで イエス・キリスト
 
主なるあなたの神 ‘’ヤハウェ‘’を
拝し、ただ神 ‘’ヤハウェ‘’ にのみ
仕えよ、と 言って、悪魔を退け
た訳です。

ですから、イエス・キリスト自身が、ヤハウェ以外の何人も、
自分を含め他の誰をも崇拝の対象とすることを否定したという
ことです。

さらに マタイによる福音書
 23章39節 で イエス
次のように言われました。

「 わたしは言っておく、
『 主の御名によってきたる者
に、祝福あれ 』
とおまえたちが言う時までは、
今後ふたたび、わたしに会うこ
とはないであろう」

これ、どういう意味かわかる
でしょうか、

このイエス・キリストの言葉の意味については 以前にも解説したと思いますが、


『 主の御名によってきたる者
に、祝福あれ 』
 とおまえたちが言う時まで…

と言っています。
ここで言っている主というのはヤハウェのことです。

つまり、
エスはそこにいた悪魔に完全に毒された者たち(将来も含
む)が
‘’ヤハウェの御名によって
来たる者に祝福あれ‘’ と、
そのように 言うことなど 決してないことを知っていて このように言われたわけです。

…これ、分かりやすく言うと、
‘’もう二度とお前たちが
わたしに会うことなどない‘’
と言う意味です。

当時も 将来も含め 悪魔に完全に毒された者たちが イエス・キリストに来ることはない(近づくことは出来ない)と言うことです。

ですからこれは、イエス・キリストからの最後通告だったわけです。

では今のキリスト教界で
‘’ヤハウェのみ名によって来
たる者に祝福あれ‘’ と言ってい
る人っているでしょうか 。
  ……そういうことです。

また、 イエス・キリスト
ヨハネによる福音書
17 章 6 ・26 節 で次のように
述べています。

「 わたしは、あなたが世から
選んでわたしに賜わった人々 
に、(あなたの)み名を
あらわしました…

……わたしは彼らに
(あなたの)み名を知らせまし
た。またこれからも知らせまし
  ょう……。」
 
イエス・キリストは彼らにみ父の名を知らせたと言っています。

さらに、イエス・キリスト
ヨハネによる福音書
14 章 28 節 後半で

「 父がわたしより大きいかた
である… 」−口語訳
   と言っています。

ここに「 大きいかた 」とありま
すが、新共同訳 と 新改訳 は
「 偉大な方 」と訳されていま
す。

つまり、イエス・キリストは、父ヤハウェは自分よりも偉大な方であると はっきり述べているということです。

そのことを考えると、
これは、先ほどの マタイによる福音書 4章 10節 の 聖句とも調和します。

ようするに、父は自分よりも
偉大な方なので、その方だけを
拝せよ ということです。

ですから、この時点で 三位一体の教理はアウトという事になります。
父は子よりも偉大な方、つまり全く別の存在ということですので。


ここまでの内容から 天の父、そして その名はとても重要であるということは理解して頂けたと思います。

では…、聖書の神 父の名は何と発音するのでしょうか。
その点を考えていきたいと思います。
 
※ これは豆知識ですが、
古代ヘブライ語という言語は、母音が存在しない特殊な言語なんですね、母音を表記する文字がないんです。

それで、時の経過と他にもいくつかの理由の為に、現在では 神の名の正確な発音は分からないとされています。

ただ、その神の名を英語に変換すると、‘’ Y H W H ‘’ とい言うことなんです。

繰り返しますが、これの正しい発音の仕方が分からなくなってしまったのにはいくつか理由があります、その理由の一つに、ユダヤ教では 神の名を唱えてはならないと言う戒律があったのが大きな要因です。

また、バビロン捕囚から故国に帰還したユダヤ人が、帰還した時点で もうすでに神の名前の正しい発音の仕方を忘れてしまっていた、ということも可能性としては考えられます。

もし そうだったとしても、子である神、み子 イエス・キリストが遣わされ、先ほど紹介した 聖句、
ヨハネによる福音書 17章 6節そして 26節 にあったように、
エス は、弟子たちに 父ヤハウェのみ名を正確に教えたんです、明らかにしたということです。

ですから、
他のユダヤ教の人間が忘れていたとしても、イエス・キリストの直の弟子たちは、イエスからじかに知らされたわけですので 、
その当時のキリストの弟子たちは神のみ名の正確な発音を知っていたということです。

ですから 使徒パウロも、ヨエル書を引用して、
ローマ人への手紙 10章13節 で
「 主のみ名を呼び求める者はす
べて救われる 」
  と述べたんです。

パウロは、主のみ名の正確な呼び方を知っていたのでそのように言えたわけです。

では、天の父 ‘’ヤハウェ‘’のみ名を呼び求めるとは、どういうことなのでしょうか、

そして 今の時点で、天の父のみ名を呼び求めている宗教団体はあるのでしょうか。

次回は、その点もさらに踏み込んで、多くの宗教団体がなぜ、間違っていると言えるのか、核心となる内容をお伝えしたいと思います。