From KSRG ✰「番外編」《 ヨハネの黙示録 11章13節 の 考察 》(5)
◆ まず、今回の本論に入る 前に、先回までの考察を まだお読み頂いてない方は、是非 このシリーズの(1)―(4)までの記事を お読み頂き、全体の流れをつかんで下さったらと思います。
✽ 最初に、イザヤ書のこれまでの復習を少しだけ行ないますと、
まず、大バビロンが 崩壊し、大きな苦難に突入します。
そして 多くの人たちは、ますます かたくなになって ヤハウェ からの選別から外れます。
そのような意味で、
住む者がいなくなり、人かげもなくなり、見捨てられた場所が増えていく
ということでした。
.........
■それでは、続きの部分の考察に入りたいと思います。
イザヤ書 6:12 の 「人々は主によって遠くへ移され 」
そして 13節の「切り株」です。
これは 誰を 表しているのでしょうか、
先回の 記事の中で、これは
全ての選別者を表していると、言った と思います。
(イザヤ書 6:12)「 人々は主によって遠くへ 移され 」とありますが
仮 選別者たちは ヤハウェによって正式に高次元に籍を移して頂ける、つまり 正式に選別されるということです。
では、ヨハネの黙示録 11:13 に戻りますが、
「 この時、大地震が起って、都の十分の一は 倒れ 」 という この部分です。
まず ‘’ 十分の一 ‘’ この 数ですが、聖書の預言の用法 で 十分の一 と言うのは、文字通り 十分の一 という意味ではなく、全体の中の ごく少数 を表す時に用いられる数です。
※( ちなみに 聖書の預言的な用法において、ごく少数を表す語で、百分の一 や 千分の一 と言う言葉は聖書の中では使われていません。 使われているのは 十分の一 と言う 数だけです。)
それで この部分は、
大バビロン(大いなるバビロン)の崩壊から、悪魔の世が終わる 直前まで、
悪魔の支配する 全ての権威から 自由にされ、解放され、悪魔の世のものではなくなった、(全体から見れば、ごく少数の)人々 を表しています。
そのような意味で、都の十分の一が倒れた と言うのがここの解釈になります。
※ 少し難しい ですが、それぞれの部分が どちら目線から 象徴的に描写しているのか、と考えてみる必要があります。
つまり、この部分は 悪魔側 から見て、それらの者が倒れてしまい、それによって、悪魔の側の支配から自由になり 解放されたということです。
❈ このことは、古代において、新バビロニア帝国が ペルシャ帝国(メディアも含む)によって崩壊させられた時に、そこから解放されたユダヤ人たちによって、予表 されていました。
····そのように考えていくなら、続く部分の
「 その地震で7千人が死に 」
これは どういう意味なのでしょうか。
この部分は 少し説明が長くなりそうですので、ここに関しては、次回 考察したいと思います。
では 、その後の
「 生き残った人々は驚き恐れて、天の神に栄光を帰した。」
この部分はどういう意味なのでしょうか。
❇ この点に関して、ある聖書学者は次のように述べています。
『 この部分は、改心でも、つまり 悔い改めでも、改宗でも、感謝することでもなく、天の神 ヤハウェこそが 真の神であることを 認めざるを得なかった、という意味です。』
多くのキリスト教 は、三位一体や イエス 様、聖霊 様、聖母マリア、それらのものに望みをかけていますが、それらのものが、唯一の 真の神でないということを悟って愕然とし、後悔することになるでしょう。しかし、時すでに遅しと言うことです…。
今回は以上です。
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